


大坪智幸(2022)『デタラメ受験戦争』幻冬舎


塾講師から見た受験の現状とは……
学力の低さは教師の力量。本気になれば皆伸びる!
なぜ?
・全体と個人を一緒にしてはならないから。
・本気になればブラックになるのが教育だから。
・本気で向き合えばどんな子も伸びるから。
どうやって?
・親は過干渉にならない。
・本気で褒め、本気で𠮟る。
・挨拶を自分からできる子どもにする。
+α
子育てと教育には答えがないと、わかってはいるものの、様々なジャンルの書籍に手を伸ばしてしまいます。そこで感じることは、皆「子どものため」というベクトルは同じであるということ。伝え方は少し厳しいものの、本書もそれは同じでした。あらためて認識させられたのは「目的と目標を間違えない」ことです。ただ「金メダルを取る」という目標を持った選手より、「子どもたちに夢を与えるために金メダルを取る」と目的がある選手の方が伸びるという話もあります。学力を手に入れて何がしたいのか。子どもたちには「なぜ」を問い続けたいと思います。



