



オリバー・バークマン/(訳)高橋璃子(2022)『限りある時間の使い方』
かんき出版

限りある時間の使い方 - オリバー・バークマン, 高橋璃子


上手な時間の使い方は……
人生4000週間。限界を受け入れ真にしたいことをする!
なぜ?
・タスクは時間があるほどふくらむから。
・効率を追求するほど虚しくなるから。
・すべてを手に入れることはできないから。
どうやって?
・同時に進行する仕事の数を減らす。
・優先度「中」のタスクを捨てる。
・嫌だという気持ちを受け入れる。
+α
キーワードは「選択と集中」です。「何に集中し何をやらないかを選択する」こと。時間管理術のすべての書物に共通します。本書で印象に残ったことは、「仕事中のSNSは目前の苦痛から逃れるため」であるという指摘です。少し前に「デジタルデトックスで集中力を高める」ことが流行りましたが、デジタルデトックスに集中力を高めるための効果は少ないようです。もうひとつ、「イライラするより、イライラできる(生きている)ことに感謝する」ということば。残された生きることのできる時間を大切に使いたいと思います。



