


久松由理(2022)『国語の成績は観察力で必ず伸びる』かんき出版


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国語力を伸ばすには……
語彙力と観察で見えないものを見る力をつける。
なぜ?
・理解するにはまず語彙力が必要だから。
・私たちは日頃世界をじっくり観察していないから。
・一を聞いて十を知る力が必要だから。
どうやって?
・気づく目を養う
・客観的な目を養う
・見えないものを見る目を養う
+α
最近は国語力を高める方法論について考えて続けています。本書は国語力を高める大切な要素である「観察力」について、具体的かつ明快に説明してくれています。個人的には、「多様化」について、「自分さえ楽しければそれでいい」と解釈する人が増え、そのことが国語力の低下に繋がっていると考えています。物事を客観視できないと、どうしても自己中心的になり、結局自分が損をするのですが、主観的な読みをする人にそれを伝える方法が見つからずにいます。
(ことば)
人生は一冊の書物に似ている。
愚かな人間はパラパラとそれをめくっていくが、
賢い人間は丹念にそれを読む。
なぜなら、彼はただ一度しか
それを読むことができないのを知っているからだ。
ジャン・パウル(ドイツの作家)
(ことば)
やっかいなのは、何も知らないことではない。
実際は知らないのに、
知っていると思いこんでいることだ。
マーク・トウェイン(アメリカの作家)



