


内田樹(2022)『複雑化の教育論』株式会社東洋館出版社


内田さんの考える理想の教育とは……
自分の中で対話を重ね、聞き手の身体に向けて話す。
なぜ?
・人生にはバイアクシデントが必要だから。
・子どもは進路を自分で見つけてきてくれるから。
・身体へ意識を向けることが重要だから。
どうやって?
・自分との対話を続ける。
・子どもたちを個体認識し承認する。
・自分と相手の身体に意識を向ける。
+α
引き続き、内田樹さんの『複雑化の教育論』です。最近は「ドリーム・ハラスメント」ということばまで存在するようですが、確かに「夢を持つことの強要」はお互いにとってメリットはないのかもしれません。内田さんの「人生にはバイ・アクシデントが必要」という意見は自分の過去を振り返ってもその通りだと思います。私たちはふらふらついていった先で天職に出会うもの。それならば、子どもたちは進路を自分で見つけてきてくれる。結果、私たちが願うべきことは「生きていてくれるだけでいい」ということになります。


