


内田樹(2022)『複雑化の教育論』株式会社東洋館出版社


内田さんの考える理想の教育とは……
脱上意下達!建学理念を軸に三方一両損で合意形成。
なぜ?
・私学は建学理念が原点だから。
・権力者ほど他人に無意味なブルシットジョブを強制するから。
・合意形成の基本は三方一両損だから。
どうやって?
・立ち返ることができる理念を共有する。
・ブルシットジョブを捨てる。
・簡単に答えを出そうとしない。
+α
学校と家庭は似ているところが多いと感じます。その点でこの書籍から得る部分や考えさせられる部分が多かったので、3つの学びに分けました。家庭でも「教育理念」は必要で、親がブルシットジョブを押し付けるべきではなく、家族が少しずつ損を取ることで逆説的ですが幸せになれる。そう思います。「教育はビジネスの視点で考えるべき」という論調もありますが、私は反対です。内田さんの「ビジネスは失敗できるが学校は許されない。よって『民間に学べ』と簡単に言うべきではない。」という意見に同意します。



