


小倉広(2016)『ブレない自分をつくる「古典」読書術』日刊工業新聞社


古典と言われる書物を読む意義は……
知識の土台となる軸が磨かれ、心の感度が高まる。
なぜ?
・知識や技術の土台となる人間力を磨くのが古典だから。
・他人に依存せず自分軸で生きられるようになるから。
・広い解釈や深い判断ができるようになるから。
どうやって?
・小説や漫画でもいいから古典に触れる。
・最初は広く浅くとにかく触れる。
・読後の感想をアウトプットする。
+α
本文にある「道を歩いている時に恐ろしいと感じるのは崖ではなく暗闇」ということばが印象に残っています。人は見えるものより見えないものに不安や恐れを感じます。その意味では人生には常に不安が付きまとうのですが、実は歴史も人生も大局的に見れば同じことの繰り返しなのかもしれません。そう考えると古典は見えない人生のその先を照らしてくれる光になります。古典は不安を軽くしてくれる精神安定剤。しかも本には副作用はありません。



