


ドナリン・ミラー/(訳)高橋璃子(2021)
『子どもが「読書」に夢中になる魔法の授業』かんき出版


子どもの読書嫌いを克服する方法は……
子どもが主体的に読み続けられる環境をつくる。
なぜ?
・読書を始めるには主体的な「読みたい」という気持ちが必要だから。
・読書嫌いは経験不足なだけだから。
・読書の準備は大人の役割だから。
どうやって?
・ジャンルごとに目標冊数を決める。
・読む本は子どもたちに選んでもらう。
・子どもたちの感想にレスポンスする。
+α
子どもたちに「もっと本を読んでほしいなあ」と思いながら、私自身が本格的にいろいろなジャンルの本を読むようになったのは社会人になってからかもしれません。とはいえ読書によって、様々な人や考え方に出会う経験は早ければ早い方がいいとも思います。子どもたちにもっと本を読んでほしいと思うのであれば、準備するのは大人の責任。本書にあるような「主観と客観を書き分けるフレームワーク」を子どもたちの負担にならないように自分なりにアレンジして、さらにそのフレームワークに簡単なフィードバックをすることによって、子どもたちとともに豊かな読書体験ができればと思います。



